寒天とゼリーの比較
寒天とゼリーはどう違うの?
食用のゲル(ゼリー)の材料という点では牛や豚から作られるゼラチンに似ていますが、化学的には異なる物質です。つまり、ゼリーのもとになるゼラチンは動物性で、寒天は植物性です。
フルーツとの相性
寒天は、酵素の分解に非常に強いことが特徴です。フルーツ(パイナップルなど)を入れて寒天で固めるデザートを作るとき、フルーツは煮立てることもなく生の状態で寒天で固めることができます。
これが動物性ゼラチンを使ったゼリーだと、フルーツの酵素にゼラチンが分解されて固められないためうまく固まらないことがあります。
溶けやすさに違いはあるの?
寒天の最大の長所は、常温で簡単に固まり、夏などの暑いシーズンでも、ゼラチンのように溶け出さない点です。そのため、市販のゼリーはゼラチンと寒天を併用して使ってるものが多くあります。つまり、ぷるぷるした食感を出す為にゼラチンを使い、温度が上昇しても溶け出さない為に寒天を使います。