寒天の輸入と国内生産高
実は輸入量が大半
原料となるテングサ類の収穫量の減少などから国内生産量は年々減少傾向で推移しています。一方、輸入数量は増加傾向で推移し、平成6 年には初めて1,000トン台に達しました。その後、一旦減少したものの、平成11 年以降は再び増加傾向で推移し、平成12 年には初めて輸入数量が国内生産量を上回り、現在に至っています。
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平成16 年は全国で12 カ国、横浜港で5 カ国から輸入しており、全国の国別シェアは、チリ、韓国、モロッコの3 カ国で数量、金額ともに8 割以上を占めています。
また、テングサ類を輸入して国内で寒天を生産するよりも、海外で生産した寒天を輸入する方が生産コストの面から有利となっているようです。
色々な食品の添加物として使われている寒天は海外からの輸入が多いとも考えられます。